「私はホームレスだったが、ホープレス(希望がない状態)ではなかっ

産経新聞」2007.1.26付けより。
もし、映画ファンならこれだけで何の映画か想像できてしまうかもしれない。これは1月27日公開の「幸せのちから」について書かれている部分にあったもの。
ここにあった内容を要約すれば次のようになっていた。全財産が21ドル(約2500円)の子連れホームレスから億万長者になった実在の人物、クリス・ガードナーの波乱の半生が描かれている。
主人公のクリスはセールスマンをしていたが、仕事で失敗し生活は苦しくなってしまう。挙句の果てに妻には逃げられる。息子と2人でアパートで暮らすが家賃も払えなくなってしまう。そしてホームレスに・・・。しかし、ひょんなことから、一流証券会社の見習い社員に採用される。しかし正社員への道は厳しい・・・。
クリスが人生のがけっ縁から奇跡の大成功を収めることができた要因は、その明るさにあったようだ。さて、タイトルにあげたフレーズだが、これは2年前、ニュース番組で半生を紹介された際のクリスの発言だった。しかし、映画ではそれがセリフとして盛り込まれてないらしい・・・・
このフレーズがちょっと気になったのは、ただ“ホームレス”と“ホープレス”の言葉を並べた鮮やかさにうなってしまったからだった。(ちょっと真面目に考えれば、どんな苦境に陥った時でも希望を失わなければ克服できることもあるかもしれないな。)