人のためになりたい、喜ばれたいという欲望もある。

「叱ってちょーだい」リクナビNEXT編集部編より。
あるフリーター(26)からの悩みに、アントニオ猪木が答えていた。彼の悩みは「子供の頃から役者になりたくて、オーディションを受け続けていた。しかし芽が出ない。そこで役者以外の職業は何が自分に向いているかわからない。」というものだった。
猪木からは「甘ったれたことを言うな!」という厳しい言葉が投げつけられる・・・と思っていたが、そうではなかったのが意外。「旅に出て自分と向き合う時間を作ることが有益だ。大自然の中にいると、いろんな問題が小さく見えてくる」と述べていた。
猪木自身は、幸いに人を喜ばせるのが大好きで、リングに上がったら勝つことはもちろん、お客さんたちに喜んでもらうためなら、たとえ命をかけてもいい、とさえ思ってきたと述懐している。
そして、「人のために」という意識を持ってみたら、また違う自分が見えてくるはずだともいう。つまり、自分があれやこれが欲しいという前に「人のために〜する」というところがポイントのようだ。
確かに自分がしたことで人に喜んでもらえれば、それはちょっとした生きがいにも通じるだろうな。