魅力的な人間が備えている要素のひとつに、意外性がある。

R25」2007.1.15号より。
(これはあるファーストフードチェーン店の新製品のメニューを宣伝するためのページにあったもの。それ自体が意外でもあるが。)
まず、この前提として、“意外と”のあとにプラスのイメージがくることだ。たとえば、「クールに見えて意外と情熱的」、とか「華奢に見えて意外と筋肉があって力持ち」などのように。
ふだんはかなりだらしないが、いざという時意外な能力を発揮したりするような人がたまに身近にいるのではないだろうか。
ところが、むしろそれが逆のケースのほうが多いかもしれない。最近よく発生しているが、凶悪犯罪などのあとで、その犯人の近所の人に記者がインタビューをすることがある。すると、しばしば、まさかあんなにおとなしくて真面目な人があのような事件を起こすとは意外だ、のように。
あいつなら事件を起こしても当然だろうという発言はほとんど聞かれない。できれば、“へぇ〜、あんなこともできるんだ!”というような、いい意味での意外性のギャップで人を惹きつけられればいいのだが・・・