「医師・歯科医、東大早慶卒、年収1千万円以上のいずれか」

朝日新聞」2007.1.8付けより。
“難婚世代”と題した記事があった。これはある結婚情報サービス会社の男性を限定したコースだった。入会金は、男性は5万円前後、女性は30万円前後かかるようだ。
記事によると、ここに東京都で派遣社員として働く34歳のある女性がいた。そして理想の結婚相手は年収1千万円だという。3ヶ月間悩んだあげく一昨年このサービスに入会している。しかも有効期限は、あと半年と迫っているが、いままでその理想の相手には出会っていないようだ。
このように、職業や最終学歴(学校)や年収を限定してしまうとますます相手と出会う機会を狭めてしまうだろう。結婚後のかなりゼイタクな生活を思い描いているようだ。その根底には自分だけの力では年収500万円も無理。だから結婚は豊かな生活へジャンプできる大きなチャンスだと考えているからだ。
でも、相手を選ぶ条件の第一に相手の年収がきている点がかなり気にかかる。それは収入は多いにこしたことはないが、それだけで結婚後の幸せな人生が保証されるわけでもない。むしろ性格や健康状態、家族、知人友人関係、社会性・・・など、さまざまなことも考慮に入れなければならないだろう。
今、理想的な相手だと思っても、いつ何がどうなるかは誰も分かりはしない。あらゆることはかなり流動的でもあるし。相手への理想を高く持つほど難婚になるか・・・な。