1回作業を始めると約7時間、一瞬も気を抜けない。

「アーバン・ライフ・メトロ」2006.12月号より。
こう語っているのは5人目の日本人宇宙飛行士となった野口聡一さんだった。昨年('05)打ち上げられたスペースシャトルで、15日間の飛行中、長時間にわたる船外活動を行っている。
かなり長時間の緊張に耐えなければならないのは、少しのミスでも命取りとなってしまうからだ。大変なのは長時間、集中力をキープする精神力と体力を保つことだという。私たちのふだんの仕事では想像できないほどの緊張感もあるのだろう。
7時間一瞬も気を抜けないとは、すごいことだ。私など1時間も気を抜かずに仕事をしたらかなりぐったりしそうだ。
そのためには長丁場のハードな訓練が必要となる。だからクヨクヨなどしていたらやっていられない。大事なのは無理をせずマイペースで楽観的にいくことだそうだ。(ある意味の開き直りだろうか)
そして、「将来的には、月面で湯船につかりながら、“地球見酒”で一杯やりたい”」とも。命をかけた仕事に挑戦する気を起こすためには、こんな面白い発想も必要なようだ。
せいぜい私たちが可能なのは、どこか温泉地の露天風呂での“月見酒”程度であろうが。


若者顔負け、85歳ブログデビュー。
産経新聞」2006.11.27付けより
こんな見出しが目を引いた。いつも私のところにコメンを下さるTさんは70代のはじめの方で、ブログもとても興味深いものでしばしば拝見させて頂いている。とても勉強家でいらっしゃる。コメント欄もいつも活発で多くの読者さんもいらっしゃる。また穏やかな人柄も伝わってくる。
そして、先日新聞の見出しで85歳の案山子さんという方が今年からブログを始められたという記事を見たのでさっそく訪問してみた。タイトルは石川啄木の歌集『一握の砂』と同名になっている。超高齢ブロガーだ。かなりの知識もうかがえる。
しかもパソコンを使い始めたのは80歳を過ぎてからだという。独学で自分のウェブサイトを開設したというから、すごい根性だ。もちろん経験も専門知識もなかったと言う。普通の人でもかなり面倒だと思うのに。
それに比べたら、ブログは簡単に開設できるし、コミュニケーションもとりやすい。案山子さんが残念だと思うのは、身近にネットを使いこなすお年寄りがまだ少ないことだという。実際誘ってはいるようだが、なかなかその気にならないようだ。
これは年齢だけではなく、関心がない人にいくら勧めてもだめなものはだめだろうと思える。私も知り合いに何度か勧めたが、なかなかその気にはなってくれなかった。
それにしても、“八十路を越えてのパソコン道”突き進む姿は頼もしい。その元はやはり元気とやる気かな・・・(URLは下記)
http://41kamasan36.iza.ne.jp/blog/