少ない努力で多くを得ようとせず、地道な努力を続けていれば・・・

産経新聞、朝刊」2006.11.19付けより
その後には「輝ける瞬間」はやってくる。」と続いている。作家の林望さんは「うまい話はないか・・・と思っている団塊世代へ」と題した部分で述べていた言葉だった。
林さん自身も団塊の世代だから同年代への人に向けての意見だったのだろう。しかし、べつにその世代にこだわることなく、一般的にも通じることでもあるだろう。
いずれにしても、努力を少なくして多くを得ようとするのは虫の良いことでもある。だからこそ失敗したり不満を感じたりもする。
できるだけ多くの努力で、できるだけ少ない実を、と思うくらいでちょうどいいとも言う。林さん自身は声楽を15年前から学んでいる。(このことは他の本でも書いていた)プロについて基礎から学んでいる。そして、どんなに忙しくても声楽だけはさぼらないようにしたという。
途中、声が出なくなったり恥をかくことも年中のようだ。しかし、そうやって地道な努力を続けていると、ある時まるで天からのご褒美のように、「あ、できた!」という「輝ける瞬間」がやってきたと述懐している。
努力と言う言葉が嫌いで、いつも楽をしようとしている自分を反省した次第・・・