一度でも処分しそこなった本は、迷ったぶんだけ腐れ縁が発生してしま

日経新聞、夕刊」2006.10.25付けより。
“プロムナード”というコーナーで詩人の白石公子さんが述べていたワンフレーズ。
書棚を整理して、二度と読まないと思う本は処分してもいい、と決めて抜き取ってまとめてある。しかし、掃除などをした際にその本が気になることがある。
書棚にあるときには、つまらなかった本がそんな時に限って再び開いてみたくなってしまう。すると意外にもその本に引き込まれてしまうこともあった。
そのうちに処分しようと思っても、やはり部屋の片隅にあればやはり目に入るもの。本だけではない。筆記具などはまだ使えるものがあるのに、どんどん増えてしまう。様々なものは、とりあえずとっておくか、というお気軽な気持ちで雑多なものが増え続けていく。洋服や靴などもそうだった。
引出しの中はいつしか使えるものと、使えないものが一緒になってごったがえしている。(うちの場合だが)もう、とっくに使えなくなったものなのに捨てることが実に下手だと実感している次第。
だからと言って、「捨てる!技術」なんていう本を読もうとは思わない・・・な。思い切って処分するのは簡単そうで、そうでもない・・・(要するに思い切りだな)