早くブームになったものは、早くブームが去る。

「なぜ春はこない?」神田昌典著より。
たまたま昨日、お笑い芸人と下積みについて触れたら、数日前に読んだ本のワンフレーズと頭のなかでリンクしていた。それが上記のものだった。
お笑い以外でも一度、いきなり(急に)ブームになったものは、そのブームが過ぎるのも早い。たとえば、「ダンゴ三兄弟」という歌、「たまごっち」というデジタルゲームなどもその代表といえるだろう。
そのどちらも、ブームに火がつくのは早かったが、飽きられるのも早かった。日本人はもともと熱しやすく冷めやすい人種なのだろうか。逆に、売れるまでゆっくりだったものは、長く売れつづける。
その代表は演歌歌手に見られる。天童よしみは1993年(平成5年)紅白歌合戦に出場するまで、デビューから22年かかっている。しかし、その後は息長く売れ続けている。
ポップス系や一般のアイドル歌手に比べて演歌歌手は一度ヒットするとその息は長いようだ。(ヒットすればの話だが)
千昌夫の「北国の春」は1977年に作られ1979年にヒットしたが、私が1980年代半ばに東南アジアに旅行した際には、町にはこの曲が流れ現地の若者が口ずさんでいたのが思い出される。
実際は苦節何十年という下積み生活があったからといって、必ずしも表舞台に立てる保障はない。それでも、夢を追い続けられるだけ幸せかな・・・。
蛇足
私が中学時代に覚えた英語のことわざ(中学校では絶対に教えないと思われる)の一つに「あわてて結婚、ゆっくり後悔」“Marry in haste,repent at leisure.”というのがあった。(フレーズとは関係ないかもしれないが、ふと今思い出した次第。でもなぜ、いま急に思い出したんだろう・・・・・?)