ユーモア度の高い人は営業成績も高い。

「PRESIDENT」2006.10.2号より。
これは筆者(大学の助教授)がある生命保険会社で行ったアンケート調査の結果によればそうだったとのことだ。それは言えそうなことだ。ユーモアのある人は精神が柔軟で創造性に富み、環境の変化にも強いらしい。フムフム・・・
ユーモアと笑いは別ものだった。“ユーモアはゲラゲラ笑うことではなく、気の利いたひと言が言えるサービス精神や発想の柔軟さを指している”という。常識的な枠組みからちょとだけズレていると面白いと思えたりするもの。
ところで、アメリカやオーストラリアでは「ユーモア・コンサルティング」という職種があるらしい。普通では解決しにくい難問に対して、ユーモラスな切り口で解決策を提案するのが仕事だった。
日本ではまだこんな分野の職種はまだ確立されていないだろう。国内でもこれからのビジネスになるかもしれない。このユーモア・コンサルタントが行った実例があったのでそのエッセンスだけ触れておこう。
ある銀行の窓口の係員同士の仲が悪く、顧客サービスに悪影響を及ぼしていた。そこで、ユーモア・コンサルタントが提案したのが「週間最低顧客コンテスト」だった。それぞれが担当した「最低の顧客」に対して文句を言い合うというもの。
そして、「確かにこの人が一番ひどい」と皆が合意した人がシャンパンをもらえるというコンテストだった。それによって進んで顧客に声をかけるようになり、顧客サービスも向上したという。
ビジネスでもプライベートでもユーモアはコミュニケーションの潤滑油なんだろうな〜(ブラックユーモアはどうだかわからないが)