企画とは、いまの常識をひっくり返すことである。

「PRESIDENT」2006.9.18号より。
こう語っているのは田原総一郎氏だった。常識は基本的に誰もが身につけたり知っているという前提にたっている。(しかし、なにが常識かも判断に迷ったりするのも事実だろう。)
まあ、それはともかくとして常識や一般的なことを知ったうえで、そこから飛び出すというのもかなりのエネルギーが必要そうだ。常識をひっくり返しても、それが誰にも相手にされなければ全く意味はない。
少なくとも常識にとらわれているうちは、画期的な新しいアイデアは絶対に生まれてこない。ベンチャーといわれるような事業を起業して成功した人はきっとそんな才と実行力があったのだろう。
田原氏は企画してつくったものが、「新しい常識」になるほどのものでなければならない、しかもその新しいアイデアは正しいことではなくトンチンカンなところから出てくるとも言う。
結局トンチンカンなことを面白がるという風土も大事になってくる。しばしば、耳にするのは「それは前例がない」「それで儲かるのか」「予算はこれだけだから」・・・など。
はじめからこんなことに縛られていたら、絶対に独創的な企画は生まれないだろう・・・な。