ブランドは広告ではなく、PRで育つ。

「PR会社の時代」矢島尚著より。
この一例をとして、スターバックスが取り上げられていた。この会社では目立った広告は打ってはいないものの知名度はある。つまりブランドイメージが確立されているともいえる。
「スタバ」と呼んで親しまれているのは、PR活動を巧みに展開してきた成果のようだ。
メディア露出のバリエーションも豊富だった。テレビのワイドショーや情報バラエティ番組で紹介されたり、番組自体をスターバックスの店内から放送したりもしてきたという。また、ドラマのロケやファッション雑誌の背景に使われたりたりと、これらは全てPR活動が作り上げているものだった。
バラエティやワイドショー番組では、「いい部分」を取り上げたりや「ほめる」ということが前提になっている。「この店はおいしくない」「ここは楽しくない」というような紹介はしたりしない。
「この店はおいしい」「こんな楽しい場所がある」というようなポジティブ情報が中心となっている。だからこそ、取り上げてもらえればその会社や商品にとっては“おいしい”ともいえる。言葉は悪いがタダで宣伝してもらえるようなもの。メディアを通していることで、一方的なメッセージとは異なっている。
継続的なそんなPR活動が、次第にブランドとして浸透していくんだろうな。PR会社が日本には約200社もあるとういうもの、ちょっと驚きでもあった・・・な。
(蛇足)
PR会社と契約しているのは、企業ばかりではなく個人もまた対象になっていた。例えば、中田英寿五十嵐亮太北島康介為末大杉山愛高橋尚子・・・(プロは実力+人気+イメージかな・・・しかし朝青龍は強くてもな〜)