自分の目、自分のセンサーに引っかかったものが情報。

「PRESIDENT」2006.8.14付けより。
ベストセラーを連発し続ける、見城徹さんは、出版社社長でもあるがカリスマといわれる編集者でもある。彼は情報や資料は自ら進んで探したり集めたりはしないという。確かに必要な情報を集めようとすれば無限にある。それを見分けるだけでも膨大な時間がかかってしまう。
“仕事なり、結果につながる情報とは、ふとした瞬間に出合うものだ”というのが彼の法則らしい。当然見逃してしまう情報もある。しかし、“見切り”もまた必要なのだ。とにかく、一旦センサーに引っかかった情報や人物に対しては、全身全霊をこめてぶつかっていくのが見城流になっている。
彼の場合、“センサーが働く”とは、びっくりするほど感動的な「文章」や「作家」、「歌手」に出合えたときのことだった。それは決して探そうとしても見つかるものでもないだろう。その人によって異なるだろうが、価値ある情報はどこにでも転がっている。
そして、誰もが見逃すような情報が自分のセンサーに引っかかるかどうかが、スタートなのだ。つまり情報感度がいいということは、常にセンサーを磨いておかねばならないともいえる。
日頃より好奇心が強くて関心の分野が広くなければならないのだろうか。結局は何ごとも関心がなければ何ごともなく通り過ぎてしまうか。それにしても、スタミナが必要そうだな。(まあ、せいぜい私のセンサーに引っかかったのはタイトルのフレーズくらいかな・・・)