どんなニュースも欠陥商品なのです。

「PRESIDENT」2006.8.14号より。
これは鳥越俊太郎氏が言っている言葉だった。つまり、ニュースを鵜呑みにしてはいけないということだ。とかく、日本人はメディアが本当のことを伝えていると思い込んでいるらしい。
もちろん、ニュース自体はウソではないが不完全な情報なのだ。ニュースは人が作る。→そこには当然思い込みや勘違い、主観が働いたりする。テレビも新聞も時間的な制約の中で取材をする→常にそれまでにわかったことだけを伝えているに過ぎない。→つまり真実の姿を伝えているわけではない。
で、どうやって情報の真偽を確かめるか?まずは、ニュースが不完全なものであるということを認識することだった。そして、継続して見続けることで段々と正確な情報に近づいていくというわけだ。
鳥越氏は新聞もテレビも経験しているので、その辺はなるほどと思わせる。それと、複数のメディアを見比べてみることも必要そうだ。つまり、簡単に言えば「継続と複数の視点」ということになる。
ニュースは常に新しいものの寄せ集め。でも、早くても正確、完全である保障はないのだ。むしろ早いほど欠陥商品にあたるかも・・・(こんなこともちょっとは念頭に置いておかねばな)