大口をたたくことは自己暗示の一種で、いい効果をもたらすことが多い

朝日新聞、日曜版」2006.8.6付けより。
“スポーツラボ”というコーナーで目にしたフレーズ。ここでは亀田興毅の例が別の視点から取り上げられていた。世界王座決定戦を前にしてビッグマウスは次のようだったらしい。
「おれは豪快に倒してベルトを取るだけや。今までの世界戦にないような豪快な試合をする。ボクシングのレベルが違うからな」
結果的には王座にはついたものの、皮肉なことに1ラウンドでダウンを奪われたのは亀田自信のほうだった。しかも、豪快とはほど遠かった上にレベルも相手選手のほうが上に見えた。しかも、試合後の言動もまだ少年のままだった。対戦した選手に対する敬意など全く見えなかった。
さて、このビッグマウスにも注意点はある。それは話す内容が荒唐無稽の場合は周囲は無理と判断してマイナスになってしまうことだ。実現するかどうか、半々か基準の10%増し程度ことを口にするのがいいようだ。
そして、実際に不調に陥っている時に「スランプだ」と口にするのは百害あって一利なしだそうだ。もっともスランプになるのはそれなりに頑張った証拠だとは思うが、気をつけねば・・・な。