世界に誇る日本の2大文化を大学で学ぶ。

電車内で目にした大学の広告。
これは東京工芸大学の新学科の宣伝のためのコピーだった。
そして、メインは「マンガ学科、ゲームコース新設」となっていた。正確には後のほうは芸術学部アニメーション学科のゲームコースということになる。それにしても随分と細分化している。
このマンガやアニメ、ゲームというのは最近の時代の傾向をよく象徴している。アニメーションの専門学校などは大繁盛していてその経営者はかなり儲かっていると(個人的には)耳にしている。そんなところからも、大学は学生たちを取り込もうと考えているのだろう。
タイトルにも挙げた“世界に誇る”というのはまさにその通りで、決して大げさなことではない。それはたまたま最近『日本のポップパワー』という本を読んだことからも納得できる。そこにはマンガ、アニメ、ゲームは今や日本の輸出産業を大きく支えているとも述べられていたからだ。
“かつての日本のイメージはトヨタ、ホンダ、ソニーといったグローバルに「闘う企業」だったが・・・(中略)・・・今ではマンガ、アニメやビデオゲームといったポップカルチャーが日本の顔をなしている。”というセンテンスもこの本の始めのほうに見えた。
大学もやはり生き残りをかけて時代を敏感に取り入れているんだな〜っていう印象をこの車内広告からも感じた次第。