時間は「貴重品」だからこそ無駄遣いさせよ。

成毛眞マーケティング辻説法」成毛眞日経MJ著より。
これを見ておやっと思ってしまった。誰もがいったい何のことだろうと思うに違いない。つまり、これはムダな時間(=取るに足らないような時間)を過ごしてしまった、という後悔が商売につながるということを意味していたのだ。
さらに言えば、充実していない時間をお客に過ごしてもらうことが、商売のタネにもなるということらしい。“わざわざ、せっかく、これだけの時間”を費やしたのだから、何もないのは虚しいと思ったりするもの。そこでなにかお土産などを買って帰るというものだ。
楽しくて充実した時間を過ごしてもらうというのとは全く逆の発想になっている。つまらない時間だからこそ、その埋め合わせに何か買わねばという気になることもある。デパートなどで長時間過ごしたあとでは、手ぶらで帰るというのもちょっともったいない気もする。そこで、邪魔にならないものなら買うかも知れない。
筆者はこのように、「無駄なこと、くだらないこと、金がかかってないこと」などに時間を費やしてもらうのもまた商売に活かせる」と考えているようだ。まあ、その中には衝動買いもあるかもしれない・・・な。