何気ない一言でも、心を込めた肉筆の言葉・・・

「Pen」2006.7.15号より。
シンプルでありふれた言葉であっても、手書きには“わざわざ感”があるようだ。日常では手書きで文章を書くこと自体が少なくなっている。
同じ言葉でも、メールやワープロ文字で読むのと直筆ではインパクトが異なってくる。それはありがたみの違いでもあるだろう。
たとえばお礼状を書く場合・・・メールは一瞬にして送ることができるものの、記憶からも一瞬で消えてしまうようにも思える。お手軽過ぎて、あまりありがたみは感じられない。また、デジタルの文字ではどんなにおしゃれな言葉も意外に平凡でつまらなく見えてしまう。
さて、ここでは上記フレーズの後には次のように続いていた。「・・・肉筆の言葉には書き手の気持ちがぎっしり詰まっているはず。」
先日お中元を送付した先から、お返しをいただいてしまった。電話で済ますことは簡単だが、あえて今朝はハガキでお礼状を書いて送った次第。明日にはきっと着いているはず。でも字がヘタなのが気にかかる・・・(心はこもっていなかったな)
日常でどれほど個人宛にハガキを書く機会があるだろうか・・・・・美辞麗句なんて考えたらとても書けなくなってしまう・・・な。