脳の快楽がいい仕事をさせる。

朝日新聞」2006.6.18付けより。
「仕事力」というコーナーで茂木健一郎さんが言っていること。たまたま、一昨日次のような言葉・・・“ボランティア活動など、自分の楽しみ以外に他人を喜ばす何かがあれば、それは生きる力にもなるらしい。”・・・と書いていたので、頭のなかで過去に見かけた記事とリンクしていたのだ。それが上記のフレーズだった。
茂木さんは脳の快楽とは、何かを成し得たときの喜びととらえている。たとえば、マザー・テレサは貧しい人に尽くすことが快楽であったようだ。どのような障害にも立ち向かっていく愛のある行為が喜びとなっていたのだ。だからこそ生涯を通じてやり続けることが出来たのだという。
どのような仕事でも、解決できない苦しいことを楽しめるようになれれば、それが持続可能な脳の快楽となるようだ。もともと遊びでもゲームでも簡単にマスターできないからこそ、そこに面白さがあるのだろう。誰でも同じようにたやすく上達できるものなら達成感も大したものではないだろう。
学校のテストにしても自分1人だけが満点ならそこそこ満足感はあるだろうが、平均点も高くて、複数の人が満点をとっていたなら嬉しさも半減してしまうに違いない。仕事もスポーツも人には困難と思えることを克服して成功を収められれば、それは快楽ともなりそうだ。
そしてその達成感が次へのチャレンジにもつながるのかな。脳が快楽を感じるようないい仕事・・・してみたいな。