サッカーがうまくなりたいと思って練習したんじゃない。

R25」2006.6.22付けより。
前日に引き続き釜本邦茂の述べている言葉が印象に残った。このあとには次のように続いている。「点を取るために練習したんだ。プレーがうまくなるかどうかはね、どうでもいいねん(笑)。」
これは自分の役割がFWということで、点を取るための専門家だったということを強調しているようだ。しかも、世界と長年にわたり戦い互角に渡りあってきたという強さが感じられる。
もしこれを、一般的な会社員にあてはめて考えてみると・・・模範的な社員になんかならなくってもかまわない、成績さえよければ、ということになるのだろうか。とくに営業の現場なら、結果がすべてだともいえそうだ。いい業績を上げるためにはあらゆる機会をとらえよ。そのために最善を尽くすことだとも思える。
再び彼の言葉を引用すると「周囲が完全に納得できる以上のものを出せないとダメ」ということのようだ。点をとることに執着した釜本は生涯で五百何十ゴールを決めてきたが、失敗はその何倍もある。3000本も4000本もシュートを打ってきた結果だ。
今回のワールドカップの日本代表にも彼のような強力なストライカーがいたらな〜って思ってしまった次第。