『情報の「目利き」になる!』

『情報の「目利き」になる!』日垣隆著より。
つまりこれは本のタイトルそのものがちょっと気になったということだ。なんとなく漠然としているこの書名には、次のサブタイトルがつけられていた。
メディア・リテラシーを高めるQ&A”。このメディア・リテラシーのメディアは媒体であることは分かるが、リテラシーとは識字、つまり読み書き能力のことだった。
筆者によれば、メディア・リテラシー自体が「情報の目利き」ということのようだ。また、“目利き”だけを取り出してみると、あの「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士の先生方を思い浮かべてしまう。
情報という身近にあるものについても、同様にホンモノとニセモノを見分ける力が必要だということなのだろう。そのためには、どうしても「ニュースを理解する」「本を読む」「専門家や当事者の話を聞く」「考えながら書く」ということが基本だと筆者は述べている。
あふれる無数の情報で判断を誤らないようにするためにも、また自分自身を守るためにも、幅広く知識を得てしっかり考えることが必要なんだ・・・な。