花を咲かせることがガーデニングではなくて、花や植物を意識する自分

「男のガーデニング柳生真吾著より。
彼は30代と若いが、NHKの『趣味の園芸』のキャスターを6年間続けている。私も時どきそのテレビ番組を観ては楽しんでいる一人だ。
とかく私たちはガーデニングというとちゃんと植物を育てなくては、と思いがちになってしまう。しかし、このフレーズはそんな義務感の伴なう楽しみのイメージを変えてくれる。
彼は「植物が主役ではなくて、育てている人の心が主役です。」とも述べている。実に味わい深いコトバだ。だから、ガーデニングの第一歩は植物のある庭やベランダを眺めることから始まるのだ。
育てるよりむしろ、庭や植物と一緒の時間を過ごすことがポイントであるようだ。ベランダから遠くの公園の木々を眺めながらお茶やお酒を飲むのもいいかもしれない。
また、一般的にはガーデニングというと女性向きの趣味ととらえがちだがそうでもないようだ。昔はおじさんたちがやるものだったのだ。江戸時代のアサガオブーム、盆栽ブームまた庭いじりもおじさんたちによるものだった。
ガーデニングを楽しんでいるうちに、自然と話題が増えるもの。つまり世代や性別を超えて話しのネタが豊富になっていく。これは自分の経験からもガーデニングの大きな副産物だとハッキリいえる。
(個人的にはホームページには毎月のように植物ネタを入れている・・・)