働かされる仕事ではなく、働きたくなる仕事を模索する・・・

「マンガに教わる仕事学」梅崎修著より。
誰でも自分がしたい仕事ができればいいのに、と思っているはず。人がしている仕事は充実しているように見えたりするもの。それに引きかえ自分の仕事は・・・などと思ったりしてしまう。つまり、隣の芝生は緑に見えるというやつだ。
ここでは一冊のマンガを紹介していた。『SHOP自分』(柳沢きみお著)では29歳の商社に勤めるサラリーマンが出てくる。彼は「会社っていう組織の中にいると、自分の意志とは関係なく自分の人生が決められていく恐さがあって・・・」と考えている。
ここで自分のことを振り返ってみよう。仕事で、ついつい熱中してしまう瞬間はあるだろうか。我を忘れて仕事のなかに喜びを見出したりすることはあるだろうか。それは意外にも人との接点のなかにあったりする。
その主人公のチョクは自分の店を持とうと決心するが、実際そうそううまくは行くはずもない。つまり結局は仕事は自分ひとりでは何もできない。人とのつながりこそが大事だということにも気づかされるのだ。
たまたま今日「R25」(2006.4.6号)を眺めていたら、この本(「マンガに教わる仕事学」)が“R25的ブックレビュー”というコーナーで紹介されていた。この週のテーマは「楽しく仕事できてますか?」というものだった。
そして、この本の紹介には“マンガを読んで仕事力UP!”とあり、その最後のコピーには「下手なビジネス書なんかより、よっぽど効くぜ。」ともあった。フムフム・・・ビジネス本というよりむしろ自己啓発本といったほうがいいだろう。
まあ、働かされていると感じているうちは、仕事が面白いはずもない。せいぜいやっていることの中に自分なりの喜びを見出すしかないのではないかな。
実際働きたくなる仕事を満喫している人なんてごく一部の人だけではないだろうか・・・