上手くいかなくても大きな問題じゃない。トライすることを期待されて

「TOKYO HEADLINE」2006.3.27号より。
こう語っているのは古田敦也だ。そのために“僕は全力でやっていきます”と続けている。彼の肩書きはかなり長い。「東京ヤクルトスワローズ・プレイングマネジャー」となっている。つまり“選手兼監督”ということだが、それを決断した最大の理由はなにかと問われたときの理由について語っていた。
彼の言葉では「最後にやってみようという気になったのは、プレイングマネジャーというものを現実に見たことが無いという、大多数のファンからの声」だと答えている。
実にファンを大切にしたサービス精神を感じる。上記タイトルのフレーズはそのなかにあったもの。確かに日本球界では29年ぶりとなるプレイングマネジャーだから、実際は40歳以降の野球ファンでなければ覚えている人はいないだろう。
変わるのは監督だけではないようだ。チーム名に東京がついたり、ユニフォームも変わる。さらに神宮球場も内野のフェンスが開閉式になってファンともハイタッチができるという。
野球自体は真剣勝負だが、その勝ち負けだけでなく面白かったなという空間まで古田は考えている。しかも「ディズニーランドより神宮球場に行きたい」といってもらえれば最高のようだが。
ちょっとずれるが、交流戦での古田の“師匠”でもあった楽天野村克也監督との師弟対決もちょっと興味深いな。