“それなり・・・”で思い出したことも。

昨日の日記を書きながら懐かしいテレビCMを思い出しました。また読まれた方も同様に富士写真フィルムのコミカルなCMを思い出したでしょうね。(まあ、それなりに30代以上の方でしょうが)
ついでに、ここでそれをちょっとだけ再現してみましょう。
街のDPEのお店に和服姿の女性(樹木希林)がやってきます。そして、店員の岸本加世子に次のように注文します。「このプリント、フジカラーでお願いします。お見合い写真なものですから、特に美しく・・・」
すると、岸本はしれっとした表情で「フジカラープリントでしたら、美しい人はより美しく、そうでない方は・・・それなりに写ります」と軽くあしらうのだ。
和服姿の女性の名前は綾小路小百合というかなり大げさな名前だった。「そうでない方はそれなりに・・・」と決め付けられて「あーそれなりにですか・・・」とがっかりする樹木希林の演技は笑える。しかも岸本のおとぼけもまたいいのだ。
この演技はこの二人以外には考えられないほどだ。これは昭和55年に放映されたCMで、“それなり”というきわめてありきたりな言葉も流行語にまでなったのだ。
そして、この2人の息の合ったコンビでのコミカルCMはバージョンを変えて20年以上も継続されている。こんな機会に、それなりに懐かしいCMを思い出すのも・・・いいかな。(若い方にはちょっとわからないかも)