暇、ハイ、非日常が面白いアイデアを生む。

「PRESIDENT」2006.3.20号より。
はてな社長の近藤淳也氏は自らの体験を通してこのようにいっている。“はてな”という会社名自体が変わっている。彼は1975年生まれで会社も2001年創業というからどちらも若い。
タイトルとは関係ないが、いま流行っているブログブームはじきに終わるだろう、ともいっている。まあ、日本人はとくに熱しやすく冷めやすいからそうかもしれない。実際ちょっと試しに登録だけして、更新もしない幽霊会員もかなり多そうだ。
だからこそ、常に新しいものをつくりあげていかねばならないのだ。そのためにも独自のアイデアは欠かせない。逆の発想だが、アイデアが生まれにくい状態を考えてみるとわかりやすいかもしれない。それは、平凡で何の刺激もなく大して好きでもないことをやっている状態ではないだろうか。仕事に追われて忙しいばかりなら考える余裕さえないだろう。
だから、忙しい中にも暇を見つけて、気分が乗ってくれば、つまりハイの状態であればアイデアも出やすくなりそうだ。近藤氏は、なんとなく暇で、退屈しのぎにたまたま作ってみた「しょうもないもの」が面白いものだったりするともいう。つまりアイデアを生むにためには遊び心が必要だということかもしれない。
ちょっとしたアイデアも机を前にしてうなっているだけでは、かえって名案は浮かばないもの。人から見て面白いアイデアはまず自分がどれだけ面白がれるかだ。それは日常からどれだけ離れられるかということでもあるな・・・きっと。