人間というものは、仕事よりも趣味や余暇にこそ本音や「地の部分」が

産経新聞(2006.2.27付け)より。
これは読書コーナーという部分にあったフレーズ。書評というより本の紹介であった。そこでは「僕の散財日記」(松任谷正隆著)について、彼のスタイリストである小沢宏氏が述べていた。
この著者と近いところにいる人だ。一般にはこの人(松任谷氏)はユーミンのご主人として知られているが、小沢氏にとっては松任谷氏の奥さんがユーミンだというくらい、このオジサンのことをよく知っているという。
松任谷氏はモノが大好きらしく、しかもいろいろなモノを買えるだけの財力があるからこそ散財できるのだろう。そのような仕事とはまったく離れたところに、この面白オジサンの“リアル”が見えるという。つまりそれが「地の部分」ということでもある。
仕事で接しているうちは、その枠内のやりとり(商談)などに限られるもの。雑談といっても本音が見えるほどのものではない。その人がわかるのは俗に言うアフター5や趣味の時間であることのほうが多い。
個人のホームページやブログでは、ほとんど仕事では語られないであろう内容が掲載されている。それは趣味以外の悩みやグチであったりもする。やはり、そこには本音や「地の部分」がありそうだ。まあ、表現できる機会があるだけ精神衛生上はいいのかもしれない・・・な。