活力が出るような理屈を考えて事に向かう。

スラムダンクな友情論」斉藤孝著より。

ここには福沢諭吉の例が取り上げられていた。彼はせっかっく苦労して蘭学を学んだにもかかわらず、大阪から江戸に来てみると英語がまったくわからすショックを受けたのだ。
もし、「欄学者」として生きるならオランダ語だけでもよかった。しかし、洋学者として生きるなら英語を知らなければないことを痛感したのだ。そこで、福沢はまず自分は「洋学者」だと言って自らにプレッシャーをかけている。それが勉強するための張りとなって活力源になったらしい。どうしてもやらねば、という理屈を自ら考えたからこそ頑張れたのだ。
しかも、1人で学ぶより友と一緒にやろうと、志(将来に対する夢、目的)を同じくする友を求めている。仲間がいることで継続することができると考えたのだろう。また、誘った手前途中でくじけるわけにはいかなかったとも言えそうだ。
1人でこれといったあてもなく、ただもくもくと日記を書いていても三日坊主になりやすい。しかし、ウェブ日記ではあれこれと書き込みやコメントを通じて交流できることで意外に長続きするもの。こんな日記ならとくに活力が出るような理屈もいらないか・・・な。