「冬のソナタ」より「冬のソシナ」・・・

約2年ほど前に思いついたフレーズだった。しかもそれは単なる言葉だけではなかった。
言葉と同時に粗品を手渡しながらだった。きわめて個人的な話になってしまうが、以前から人とのコミュニケーションには、たまには何気ない粗品が面白そうだと思っていたのだ。
プレゼントといえば大げさだが、小さな粗品程度のものならカジュアル気分で誰にでも気軽に受け取ってもらえる。基本は相手の気持ちに負担をかけないことだ。と、同時に自分の負担にもならない。できれば、どこにも売られていないもので、使えるものはないかなどと考えたら、結局手作り品がいいかなと思いあたった。
それまで自分でも使っていた、便箋、一筆箋、ポケットカレンダー、予定表・・・のようなものが頭に思い浮かんだ。そこで、さっそくパソコンで作り始めたのだ。パソコンのいいところは数が多くても同じものがいくつも作れること、またファイルを保存しておけばそこからアレンジして何度でも使えることだ。バリエーションは無限でもある。
冬にはクリスマスカードも作ってセットして“「冬のソナタ」より「冬のソシナ」です。”などと言いながら手渡したもの。実際これを聞いて半分くらいの人はニヤリとしたり笑っていたもの。その笑いこそコミュニケーションの瞬間なのかもしれない。
そして、日頃からお世話になっている知人、友人、仕事関係の人たち(約200人)に配っている。でも、あのドラマも忘れかけられているからもう“ソナタ”はそろそろ使えないかな・・・
いずれにしても遊びで作ったものを、年に数回だけでも、コミュニケーションに利用できれば自分でも楽しいものだ。(その気になれば誰でもできるはず・・・なんだが)