相手の特技は、仲よくなってはじめてわかる。

「あなたのお客さんになりたい!2」中谷彰宏著より。
人の学歴や経歴または組織内での役職、業績などは単なるデータのごく一部にすぎない。そこからはその人がどんな特技を持っているかは、見えてこないことのほうが多い。
たとえその人が自分で特技だと思わなくても、別の視点から見ると特技に思えることがある。たとえば、口べたな人でもでも話しを聞くのがうまい人はいる。そして、その人と話していると癒されると思えば、特技のようなものと言えそうだ。
著者はこの本のなかで、サービスをするためには、次の3つが必要だといっている。1.自分がわざを身につける。2.わざを持った人を知っている。3.わざを持った人と友達になっておく。
1であっても、1人でそういくつもの特技を持つのは不可能だ。2と3は似ている。つまり、人の特技を使わせてもらうということだ。しかし、ある人が特技をもっているからといってそれで、近づいて友達になろうとしても下心がすぐに見えてしまうだろう。
意外な才能や特技は長くつきあって仲よくなってから見えてくることが多い。そんな友達とふだんからいいコミュニケーションをしているなら、いざという時にはその人の特技をつかわせてもらえるかもしれない。
ホームページやブログ自体はまったく特技のうちには入らない。誰でも簡単に始められるからだ。ただ、それが面白くて継続できエンターテイメントと思える程度なら、たとえプロでなくても特技ともいえそうだ。人を楽しませるのも立派な特技の一つに違いない。(自分も何かわざを身につけねばな・・・)