ブランドとは「説明しなくてもそれとわかるもの」にほかならない。

PRESIDENT2006.1.2号より。
ということは、逆にいえば説明しなければわからないようであれば、まだブランドとして浸透していないとも言えるだろう。
そして、そのブランドだから買い求めるという人はブランドを信用しているとも言えそうだ。当然ブランドには好き嫌いがともなうだろう。たとえ世界の一流ブランドといわれるシャネル、カルティエ、ベンツ、BMW、ロレックス・・・であろうとも、好き嫌いがある。
いずれにしてもそれは、そのブランドを知っているということでもある。知らなければ好きも嫌いもありえないからだ。
一般的にはその製品の品質が信頼され信用されているからそこ、ブランドの名前で購入する人がいるのだろう。ブランド物が高いといわれるのは、品質に対する安心料でもありそうだ。もちろんそれなりの宣伝料も含まれるだろうが。
しかし、ブランドを確立するというのは並み大抵ではないだろう。あるブランドが説明不要になるまでには、長年の地道な努力の歴史がなければ不可能だろう。また、製品の場合はロングセラーでもある証拠でもあるだろう。
いま自分たちが知っているブランドもはじめは世間の誰も知らなかった・・・とも言えるか。