相手を無用に傷つけないために、礼儀正しい言葉使いやしぐさが発達し

「人間というもの」司馬遼太郎著より。(「胡蝶の夢 一」からの抜粋。)
何だか自分に対して忠告されているような気がするフレーズだ。まあ、傷つけるようなことは言ってはいないつもりだが、実際“礼儀正しい言葉やしぐさ”となるとかなりあやしい。(たまにはジョークでスレスレのことを言うことはあるが)
どちらかというと、少し親しくなると年長の人に対してもお気楽な口のきき方をしてしまいがちだからだ。振り返ってみれば、礼儀正しい言葉使いなどあらためて学んだわけではない。ほとんどがマイペースの自己流だ。
ただ、時どきほんのわずかだけ丁寧な口調で話すことぐらいは気にしているかもしれない。受ける側としては親切な対応をされ丁寧な受け答えをしてもらえればうれしいもの。
しかし、いざ自分はどうかといえば、どうようなことが出来ているかどうかはわからない。これを機会にちょっと意識せねばな。