人を酔わせるための酒みたいなもの・・・

「作家の読書道」Web本の雑誌編より。
これは作家の北方謙三氏が「書く側にとって、ハードボイルドはどのようなものですか」と質問されたときに答えたものが上記のフレーズ。
つまり、酒は必ずしも必要のないものかもしれないが、あったほうがいいもので、ハードボイルド小説もその点では同じだと言っている。身の回りにはなくてもべつに不自由はしないものは多い。でも、あればそれなりに便利なものも多い。
すぐに連想されるのはアイデア商品だ。中にはこんなものがあればほんとうに便利かもしれないと思うものもある。でも、無ければ無いで済ますこともできる。もっと拡大して振り返ってみよう。
それがあることで、人生が楽しく、有意義に感じられるもの・・・例えば、信頼できる友人、本音で相談できる身内もありがたい。人生を豊かにしてくれるのは、生活できるだけの金銭、豊かな情報、書物、友人との交流・・・さまざまなものが身近にある。
もしかしたら、無味乾燥で味気ない日々もちょっとした刺激で楽しくなるものだ。趣味だってないよりあったほうが充実した楽しいひと時を過ごせる。料理だってちょっとしたスパイスで本来の味がより引き立ってくるもの。
そうそう、今やっているこのウェブ日記だって、私の場合は独りよがりで不完全なものだ。しかし、それを補ってくれるのが多くの方々からのコメントなのだ。
日記には本来コメントなど必要ないものかもしれない。でも私のウェブ日記の場合は頂いたコメントでワンセットになっているようにも思える・・・な。