「願う心」と「あきらめない心」

朝日新聞朝刊(12/3付け)生活面より。
こんな言葉を言っているのは山本博さんだ。とはいってもこのありふれた名前にピンとくる人は少ないだろう。彼は世間では中年男(当時41歳)といわれるような高校教師だ。
ところが、彼は単一競技での五輪出場を5回も果たしている。これは日本選手では最多でもある。種目はアーチェリーで昨年のアテネ大会では銀メダルを獲得している。
五輪初出場は20年前(1984年)ロサンゼルス大会だった。そのときは銅メダルで、その後の成績は右肩下がりで、2000年のシドニー大会には落選していたのだ。
競技でのライバルは若くてエネルギーのある選手ばかりだった。にもかかわらずこの中年の山本選手はスタートとゴールでもモチベーションをうまく作用させることで復活できたのだ。
それは「願う心」と「あきらめない心」があったからだと分析している。世界トップクラスの選手の能力は紙一重だろう。どれだけ相手より集中力を継続出来るかが勝利の分かれ目になる。
そこからチャンスが生まれ、さらには人生も変わると述懐している。また、バーゲンセールでのお目当ての商品への思いが強い人は、なりふり構わない突進力がある、と山本氏は面白いことを言っていた。
こんなところにも「願う心」と「あきらめない心」があるんだな〜。でも、人生を変えるのはもっと大事なときにこそそれを発揮することなんだろう。この何の変哲もない言葉であるが、自分には全く欠けているな・・・