自慢話ほど、人に嫌がられるものはありません。

「PRESIDENT」2005.11.14号より。
この号の特集は“会議の技術”だった。“「自己アピール、本音、反対意見」賢い人の話し方”、というなんだか長ったらしいタイトルの箇所にあった言葉。
自慢話は確かに知らず知らずのうちに話したりしているかもしれない。自信たっぷりの意見もそうだ。でも、聞かされる立場からすると別に嬉しくもなんともないものだ。
ところで、組織のなかでは、上司や先輩たちの考えたことが必ずしも優れているというわけでもない。ほとんどの人がこれは感じていることでもあるだろう。つまり、上司のプランより優れたアイデアが浮かんだときに自分の意見をどのようにアピールするかが大事になってくる。
そんなとき、あからさまに上司のプランを否定するのは厳禁だ。ここでは、否定語の言い換えというのがポイントになるかもしれない。例として、1.●●がダメ→▽▽なら余地がある。2.課題が多い→検討すべき点が少なくない。3.実行性が低い→中長期的な案件である。
このような言葉を使って、やんわりと上司のプランの問題点を指摘して、自分の企画を提案するといいのかもしれない。そういえば、昨年のベストセラーの一つに「上司は思いつきでものをいう」というのがあった。組織で働いている以上、こんなことを実感しない人はいないだろう・・・な。
自分の意見を話すにしても、その未熟さや欠点を逆に強調する、というのも相手に聞いてもらうためにはいいらしい。つまり、これが、タイトルにも関連してくる。自らの企画の欠点をあげながら話し続けると、相手も理解してくれやすくなるというものだ。
当然、これは日本に限ったことだ。アメリカだったら自信を持ったプレゼンこそが強そうだから・・・