1957年ー“ショートショートの神様”星新一がデビューした年なのです

ショートショートの世界」高井信著より。
実はこの言葉自体には大した意味がないのです。昨日、この本を元にウェブ日記を書いてみたら、やはり星新一さんを連想した方がいらっしゃいました。
同じく、私もすぐに思い浮かべました。しかし、正直とくに愛読者というわけでもありませんでした。私がこの作家の本を読んだのはせいぜい2冊程度だったからです。
そして、今から約20ほど前、月刊誌の「小説現代」を毎月購読していたのですが、あるときその中で、「星新一ショートショート・コンテスト」という募集企画があったのです。大した枚数ではなかったので、さっそく書いて応募したのです。・・・結果は落選でした。
ところが、なんと!その数年後に、あるテレビのバラエティ番組で私が書いたストーリーとほとんど同じ企画が実際に行われていたのです。これには本当にびっくりして、思わず“う〜む”とうなってしまったくらいでした。
世の中には同じようなアイデアを考える人がいるものだと思った次第です。この本の最後の章にも次のようにありました。「異なる作家が同じようなアイデアを思いつくことは、よくあるようです。特に、ショートショートという形式は短いですから、アイデアが同じ場合、よく似た小説ができあがってしまいます。」
この筆者の高井氏も何度も経験していたようです。自分ではオリジナルと思ってはいても、どこかで誰かも似たようなこと考えているものですね。それにしても、よく似ていた・・・