「WHY」ではなく「HOW」で考える癖をつけよ。

「THE21」2005.12月号より。
こう言っているのはマネージメント・コーチの大橋禅太郎氏だった。彼はWHY型の会議からは何も生まれないという。
「なぜ」を繰り返しても根本的な解決策は出ないらしい。ここにケーススタディーがある。
議題として、1、先月の売り上げについて。2、新店舗の展開について。3、顧客クレームについて。
これがWHY型だと次のようになる。1、なぜ売り上げが上がらないのか。2、なぜ、新店舗がうまくいかないのか。3.なぜ、顧客のクレームが絶えないのか。
これでは結局担当者の責任追及で終わってしまう。
一方、HOW型なら、1、どうすれば、売り上げを上げられるか。2、どうすれば、新店舗を成功させられるか。3、どうすれば、顧客に愛される会社になるか。
これだと、建設的な意見が生まれやすくなるのだ。ちょっと希望が持てそうな気もしてくる。
以上のことのほか、組織コンサルタントの堀公俊氏は会議の場合、論点を「疑問形」にるすことで、議論の質が飛躍的に上がるとも述べている。
そう考えると、まさに上記のようにHOWを使ったり、疑問形にするのがよさそうだ。他の議題の例としては次のものがある。「残業について」よりも「残業を減らすために何が出来るか?」とすればスッキリして議論しやすい。
だから例えば1人で考える場合も、「私のブログについて」よりも「どうしたらブログを読んでもらえるのか?」と置き換えたほうが面白そうだ。