ただ「理由っぽく」聞こえれば、それで十分なのである。

日経ビジネスアソシエ」2005.11.15号より。
職場などでは、なにか頼みたい時「こんな理由で相手は納得してくれるだろうか・・・」と考えてしまう事がある。
しかし、あまり考えすぎていると、実際の行動に移しにくくなってしまうのは確かだ。そんな時は、「理由っぽい」ということだけでいいのだ。「〜だから〜してほしい」という形式で頼まれると「NO」と言いにくくなるらしい。
例として「ボールペンを使いたいから、ボールペンを貸してくれ」「空調を上げたいから、温度を上げていい?」「コピーをとりたいから、先にとらせてくれ」
これらはほとんど理由にはなっていない。にもかかわらず、理由らしさだけで、「うん、いいよ」とうなづいてくれる人が9割程度もいるという。
しかし、この手が何度も通用するものだろうか、とちょっと気になる。同じシーンでたびたび繰り返していたら、人格を疑われかねない。
まあ、言いにくいこともたまには、こんなテクニックを使えば可能だと言うことを知っておいても損はないだろう・・・な。