家はまるで小さな会社である。

「pen」2005.11.1号より。
これから想像すると、夫か妻が社長や経理担当部長で子供は社員だ、と考えてしまいそうだ。しかし、ここでは“いざというときに役立つ7つ道具”(ステーショナリー)について触れていた。
それらは、ハサミ、小型ナイフ内臓型のペーパーナイフ、蛍光マーカー、4色ボールペン、シャープペンシル、ノック式消しゴムなどだ。
家が会社だと思えるのは、電話の対応、請求書の処理、宅配便の受け取り・・・などいくつもの事務処理作業があるからでもある。いろいろな作業は事務机ではなくたいてい食堂テーブルの上ですることが多い。(我が家の場合は)
なかでも、恥ずかしい話しだがしばしばハサミが行方不明になってイライラすることがある。ハサミは届け物のヒモ切り、パック入り食品の開封、書類の切り取り、買ったばかりの衣料品などの値札やタグを外す際など、あらゆる日常のシーンで登場する機会が多い。にもかかわらず、すぐにどこかへ姿を消してしまう。
以前、そのハサミがなくならないようにと、ビニールのヒモで結んでキッチンワゴンに取り付けたものの、そのハサミで切られてまた使いたいときには消えていた。そんな経験からダイヤルロック式のチェーンでワゴンにつないでおくことにしたのだ。いまのところ、必要なときには間違いなくそこでハサミを使用することが出来ている。(やや大げさだがしかたがない)
なんだか、ステーショナリーのことがだらしない我が家のひとコマを披露することになってしまった。すでにここまでお読みいただいた方には、心の中のハサミで今日のくだらない話しは切り取っていただけば幸いです。