対話をプロレスにする・・・

「ストレス知らずの対話術」斉藤孝著より。
このプロレスと言う比喩が面白くてちょっと気になってしまった。この部分は次のようなセンテンスになっていた。“いい対話からは、必ずいいアイデアが生まれる。対話をプロレスにすることで、それは可能となる。”
筆者はこのプロレスを格闘技とは別物ととらえている。格闘技では、相手の得意技を封じて自らの得意技でとにかく勝つことを目的としている。観ていても気が抜けなくて疲れてしまうこともある。また、地味な関節技でギブアップしてしまい。あっけなささえ感じることもある。
それに対して、プロレスでは技をコントロールしながら相手のいいところも出して、派手な技の応酬でリング内を盛り上げているようでもある。時には反則攻撃や場外乱闘も見せ所ともなっている。(かつてはプロレス雑誌を読んだり、実際に会場にも足を運んだりしたものだ。最近では、個人的にはプライドやK-1なども楽しんでいる・・・)
対話も似たようなもので、場を活発にすることで相手のいいところを引き出していくことがポイントになってくる。活発であるほどアイデアも生まれやすくなるということなのだ。
べつに対話に限らずこのようなウェブでの交流でも、素敵な感想の書き込みからは元気をもらえるものだ。ただ日記を黙々と書いているより交流があれば、それなりに刺激があってストレスを忘れられる気もするが・・・