ジュエリーを輝かせるのは、それを身に付ける人なのです。

ENGLISH JOURNL 9月号より。
これは若手の女性ジュエリー・クリエイターの言葉だった。フランス在住でまだ無名の彼女は「フランスがアート感覚に優れているのは、彼らがアートと身近に生きているからだ」という。
また「ジュエリーもそれを気に入った人が身に付けてくれるからこそ輝き、生きてくる」と考えているようだ。確かに洋服でも服飾品でもコーディネートが上手だとその人自身も輝いてくる。
また、身にまとった洋服のセンスだけでなく、その時の顔の表情やしぐさまでもがジュエリーをより輝かせるのかも知れない。たとえば、キレイ→ステキ→ゴージャスとか。
ところで、ジュエリーついでにいえば、一般的にダイヤの品質評価の基準には“4つのC”というのがある。これらはカット、カラー、カラット(重さの単位)、クラリティー(透明度)のことだ。ここではそれらの詳細については述べないが、これを書きながら私はもうひとつ大事な要素であるCを思いついたのだ。それはそれを身につける人のコーディネートだった。
これはダイヤを含め5つ目のCによって輝きも違ったものになるように思えたからだ。
先ほどの無名のジュエリー・クリエイターもきっと、そんなふうなことを言いたかったではないかな。なんて勝手に想像してしまった。