「こんなにたくさん電車に乗ったら、電車が好きになっちゃいますね。

「ワクワクするビジネスに不況は、ない」小阪裕司著より。
(思わず、本当にそうだろうか。たくさん電車に乗ったらうんざりしてしまうのではないか、というツッコミを入れたくなってしまう。)
これは、あるとき筆者の小阪氏が長期出張のため、秘書がチケットを購入する際のエピソードだった。全国を小刻みに飛行機と電車で移動するスケジュールになっていたという。
JR東日本の窓口のお兄さんはその予定を見て「すごいスケジュールですね。お仕事ですか?」と尋ねたという。「ええ、そうなんです」と答えたらしい。すると、たいてい次の言葉は「大変ですね」と言うようなものだ。きっと私でもそう言うに違いない。
大変ですね、と言われれば実際に大変なものに感じたりしてくるものだ。しかし、彼は「こんなにたくさん電車に乗ったら、電車が好きになっちゃいますね。」と言ったのだ。
実際こんなユーモアのある会話ができる人がいるとはちょっと驚きだ。筆者はこれを聞いて、本当に出張で電車が好きになったという。意外なユーモアのある一言が相手を楽しませる(エンターテイン)することもある一例だ。それはある種のおもてなしでもあるだろう。サービスの要素の一つにちょっとしたユーモアも加えてみよう。
蛇足だが、この中のフレーズ「こんなに〜〜したら、〜〜になっちゃいますね。」は他にも応用できそうだな。たとえば「こんなにshozandoの日記“ちょっと気になるフレーズ”を読んだら、この日記が好きになっちゃいますね。」などと。でも、そんなことはまずありえませんけどね・・・