技術があるかどうかよりもアイデア、そしてアイデアを支える「やる気

「デジタルの仕事がしたい」杉山知之編より
この本の中身は11人の現役でデジタル業界で働く人たちによってその個性的な仕事が紹介されている。デジタルの仕事っていうのも幅が広い。この本はこれから社会に出ていく若者、主に高校生や大学生向けに書かれているものだ。
ところが、すっかり中年のオヤジになった私なんかが読んでも、デジタルの世界を興味深く知ることができる。古くなった頭にはけっこういい刺激になるかもしれない。
どれもこれもカタカナの職種だ。たとえば、モバイルコンテンツプロデューサー、キャラクターアーティスト、コンテンツメディアプロデューサー、クリエイティブディレクター、メディアアーティスト・・・とこんな具合だ。今まででは想像もできない個性的な仕事ばかりで、私のようなアナログ人間にはまるで別世界に思える。
さて、タイトルにあるフレーズはモバイルコンテンツプロデューサーという仕事についている宮谷さんという人の言っている言葉だ。今の仕事で大事なのは技術云々よりもむしろアイデアと“やる気”だという。
ところで、この本の発行は2005年8月19日だが、たまたま昨日書いたフレーズの内容(25年前の別の著者の本)ともほぼ同じようなことを言っていることにも気付く。結局、根底にあるのは人の持つ熱意やパワーなのかも知れない・・・な。