情報がないから、品物の価値がわからない。

「俺が、つくる!」岡野雅行著より
当たり前のようなことも、この人がいうと説得力がありそうだ。というのも、金型の仕事を外注に出したときのこと。下請けさんに目いっぱいの見積もりで出すようにったら消費税を入れて100万円弱で見積もってきたという。下請けさんはその見積りが通ってハッピーだったという。
それを発注元は喜んで3000万円で買い取ったと言う。もし、しっかりした情報があれば、下請けさんはもっと高い見積り価格でも出せたはずなのだ。100万以下で見積もったのは情報不足というこになる。
極端にいえば、ただの石かダイヤモンドなのかがわかるための情報を持っていなければ儲けることもできない。このように製造メーカーは技術と情報をワンセットで持つ必要がある、というのが岡野氏の主張だった。
一般的なことでもあるが、モノの価値がわかるためには正確な的確な情報をつかんでなければならない。"なんでも鑑定団”で鑑定の先生方が商品の価格を決めることができるのは、それなりの経験と情報をもっているからに違いない。
このようなことは何かを判断する際には共通していることでもありそうだ。常に勉強・・・かな。