生きていくうえで、元気でいることが一番の目的ではない。

「月刊現代」2005年10月号より
特集記事の“健康で長生きにはコツがある”というテーマで日野原重明氏とロッキー青木夫妻が対談していた。その中での青木氏の奥さんの言葉だ。
実業家で同時に冒険家でもあるロッキー青木氏(66歳)の体はまさに満身創痍だ。それは一歩間違うと命を落としてしまうくらいの冒険を繰り返してきたからだった。胸の血管は人工血管、すい臓も胆のうもないし、脚にはボルトが入っている状態なのだ。
それでもなおこれからも新たなチャレンジ(冒険)をしたいという。挑戦すること、それは彼にとっての夢なのだろう。
また、奥さんはロッキー氏がレストラン「ベニハナ」を地球にぐるりと出店することも夢じゃないかと思っている。冒険と同時にいろいろな“夢を実現するために”元気でいなけばならないのだ。つまり目的をきちんと持っていることが大事なのだ。
元気でいることより、むしろ“何のために”元気でなくちゃならないかを第一にはっきりさせることなのだろう。たとえば、家族の幸福のためでも、将来のもっと大きな夢の実現でも思い描くといいのかもしれないな。
べつに夢も目標もなくても元気いたいな・・・。「元気があれば何でもできる!」ってアントニオ猪木は言ってましたっけ。