ヒットの法則のようなものがあったのではなく、・・・

朝日新聞土曜版(8.20)の“フジマキに聞け”のコーナーより
この日は藤巻幸夫氏に読者からの質問が寄せられていた。福助の紳士靴下「シェーパーズ・フォーメン」というヒット商品開発の秘訣?というものだった。
それに対して藤巻氏は「ヒット商品の法則のようなものがあったのではなく、熱い思いを抱く1人の社員がいただけ。」とまずはシンプルに答えている。
簡単に箇条書きにすると次のようになる。1.物事に感動する。2.その熱い心(情熱)をもって。3.周囲の人を巻き込む。4.プロジェクトを組んで遂行する。5.そして最後にゴーサインを出しのは藤巻氏(当時社長)だった。
このはじめの熱い思いを抱いた社員は商品企画担当の東貴生さん(43)だった。自分が感動した試作品のサンプルを営業部門の男性社員に配布したのだ。すると9割が見方についていくれたという。やはり本当にいいものは多くの人に支持されるのだ。
藤巻氏は「モノが売れない理由を景気や世の中のせいにして済ます情熱不足のサラリーマンがやたらと目につく。日本中でそんなことばかり言っていたら景気なんてよくなるはずがない」と手厳しい。
いくら情熱だけあっても一人で出来ることなどたかが知れている。ポイントは周囲の人をいかに巻き込み力強いプロジェクトにしていくかだろう。
まずは感動する心を身ににつけよう・・・かな。