人間は説得されるのが嫌いな生き物です。

「仕事力を高める“図解思考術”」(久恒啓一監修)より

この部分を読んでいたら、それはそうだが生き物っていう表現もなぜか大げさだなと思わずツッコミを入れたくなってしまった。
一般に文章を書いている場合、知らず知らずのうちに説得っぽい感じになってきてしまうことが多い。これは自分も反省しなければと思っていることだ。
いま書いているこれなんか、日記なんだからべつに勝手に思ったことを綴っているだけなのに、ある部分ではウェブなので読まれることを意識して書いている。だから、できるだけくどくどとならないようにしなければ。
さて、説得というと、セールスマンが人を説得してモノを売りつけるというようなイメージを持ちやすい。店頭では話を聞いているうちになんとなくそれが納得と勘違いしてモノを買ってしまったりする。後で冷静になってみるとそれは納得したのではなく説得されたと気がつくこともあるのではないだろうか。
文章でもそれとなく納得できるときはあるが、それは書いている人の文章力にもよるだろう。
一方、図解の場合はあくまでメインは図で言葉は補助に過ぎない。シンプルでいい図の場合は言葉で説得というより、むしろ見る人に判断してもらい自然に納得してもらいやすいものになっている。そういえば、図解によるコミュニケーションはいままであまりしてこなかったことかもしれない。
自分も説得されるのが嫌いなので、これからは仕事では図解をもっと使ってみようかなと思った次第。
もちろんここに書いたことは読んでくださった方々を説得しようとするものではありません。今後の自分への心構えのつもりですから・・・