せっかく築いてきた地位が意味をなさないような場。

「インターネット的」より

インターネット的なことの特徴の一つとして、糸井氏は「フラット」な世界をあげている。つまりこれは平らで上下の関係がないことを意味している。
ネット上では社会的な地位や年齢、性別などはほとんど意味がないものとなってしまう。フリーター、お金持ち、主婦、小中学生、サラリーマン、貧乏学生、医師、大会社の社長・・・などは一切関係なくつながることが出来る。もし、実際にホームページやブログを運営している人ならすぐに理解できるはず。
基本的には顔の見えない世界でのやり取りとなっている。デジタル文字で表現される意味や画像だけで判断する世界だ。「フラット」な世界イコール仮面舞踏会や匿名性がある世界だともいえる。それから何をどう感じとるかは求める個人によって異なるだろう。
私たちはほとんど感覚的なもので判断しているのではないだろうか。スゴイ!なにコレ?カッコイイ!なるほど、こんなもの?などという感覚を持つのではないかな。
しばしば画像はストレートに伝わるため言葉の説明を省略してくれる。たとえそれが誰が発信者かなどは二の次になってしまうもの。しかし、長い付き合いのなかでは、いずれ人間性は自然と伝わりそうでもある。
今日はこの「フラット」な世界で自分の感性に会う人に出会えるだろうか・・・