「シェア」という喜びの感覚。

「インターネット的」糸井重里著より

何がインターネット的かといえば、“シェアできる”、つまりみんなで分け合えることだという。言葉を変えれば“おすそ分け”ということだ。どんなに美味しい料理もひとりで黙々と食べるよりも、家族や仲間と分け合って食べたほうが何倍もおいしく食べられる。
インターネットでは交流やゲームを楽しめるばかりでなく、いろいろな有益な情報を得ることができる。たとえば、料理のレシピを教えてもらったら、お礼を言って、また別の人にその情報をおすそ分けすることもできる。そして、自分がもし全く別のいい情報をもっているなら、それでもお返しができる。
シェアとリンクの絡み合いはインターネットならではの、お気楽なお付き合いのようにも思えてくる。そのためにはまず、自分が信頼できる情報かどうかを見極める目をもつことも必要だろう。
もし、素敵と思える情報があれば、誰かにもシェアしたいと思っている。いま、私はとりあえず「ちょっと気になるフレーズ」などをウェブ日記に綴って発信している。もし何人かの目に触れて一言でもその人の心に届いたなら幸いだと思っている。(つまりいま書いているコレのこと。)
どこかで誰かのお役に立つって思えば、自分にとってもけっこう気持ちいいこと・・・ですからね。