渋谷、原宿、よみうりランドは中高生のためにある。

車内広告のポスターより。
先日電車に乗っているとき、この「よみうりランド」のコピー文を見て思わずクスリと笑ってしまった。東京、神奈川以外の人にはほとんどなじみがない遊園地だろう。今ふうの言葉ではアミューズメントパークということになる。
この一遊園地を渋谷、原宿と同列に持ってきているところが面白い。で、実際渋谷、原宿には中高生が多いかといえば、決してそんなことはない。
圧倒的に多いのは大人たちの方だ。会社員のおじさんやOL、買物をする主婦や家族連れ、大学生などの若者が多いことは確かだ。時どき渋谷や原宿はテレビでインタビューなどを受けている女子高校生たちの存在が時どき注目されたりしている。一風変わったファッションなどが取り上げられるときだ。そんな流行に敏感な若者がたむろするのもこの街の特徴かもしれない。でもそれはごく一部に過ぎない。
ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオなどの大型のテーマパークが出来てからそれまでの遊園地は次々と閉鎖を迫られてしまった。自分も子供のころ行ったことのある向ヶ丘遊園地や横浜ドリームランドも数年前に閉鎖されてしまった。かつてそれらの遊園地を訪れた人たちにはきっといろいろな思い出が詰まっているはず。郷愁を感じるのは大型のテーマパークより身近だった遊園地の方ではないかな。
さて、タイトルのコピーは渋谷、原宿に行くくらい「中高生には、よみうりランドにぜひ来て欲しい」というメッセージなのだろう。ただし、街に行くのには無料でも遊園地に行けば入場料や乗り物代はかかりますね。とはいっても、街をぶらついていても衝動買いであれこれと買ってしまえば同じことか・・・大人だってね。