北風でいくか太陽でいくか。

「人を動かす!話す技術」より

勘のいい方はもうこれだけで、すぐにイソップ物語の「北風と太陽」を思い出してしまうでしょう。
どちらかといえば、私は口下手なほうです。ですから、まわりくどい説明は抜きにして、家では子供らにストレートに、早く〜しなさい、としばしば命令口調で言い放ちます。そんないい方は反発を食らってしまう。そういってもなかなか動こうとしないもの。つまりなかなか本来の目的を達成できません。

コミュニケーションの最終目的は「相手にアクションを取ってもらう」ということだとすれば、失敗の連続です。コミュニケーション下手な私はいつもこんなふうに強い北風ばかり吹かしてしまっている。旅人のコートを脱がせるには北風より太陽のほうが効果的だとわかっているのに・・・
こんなことでは、いつまでたってもコミュニケーションの達人にはなれはしない。いったいどこに問題があるのか。時間がない、気持ちにゆとりがない・・・
同時に子供らに対しては甘やかせられない、という気持ちもあるし・・・ここが一番難しい。(昔は頑固オヤジってのがいたがなあ。)